流行りのリビング学習とは?子供が賢く育つ間取りについて考える

我が家は賃貸なのですが、娘が小学校に上がるまでにはもう少し広い家を買うか借りるかしたいなぁ、と思っています。今から、物件情報を見ることもあるのですが、流行りのリビング学習を取り入れるためにはどんな間取りがいいのか、まずは勉強してみようと思いこの本を手に取りました。

この本の著者、陰山先生はもともと小学校の先生で家庭訪問をされることも多かったということですが、その中で貧しくてもお金持ちでも勉強のできる子の家は総じてきれいに片付いていて、 親子のコミュニケーションがとりやすい家に住んでいたとのこと。そんな経験から導き出した、「陰山メソッド」と呼ばれる賢い子が育つ住まいの仕掛けについて、この本の中からご紹介します。

玄関で外遊びの道具はしまえる仕組みを作り、外と中のメリハリをつける

外遊びの道具をそのまま家に持ち込むとなかなか遊びモードが切り替えられないので、玄関にはSICがあると理想的。外遊びのものをしまってから家に入ると汚れも防げます。

子供部屋は、居心地が良すぎないようにする

できれば、子供部屋は後々区切れるようにし、幼少期・小学校時代は広い空間を作ってそこで遊べるようにすると運動量を増やすことができます。また、あまり居心地が良すぎる部屋にせず、引きこもらずに親とコミュニケーションが取れるような工夫が必要です。

子供部屋にはリビングを通らないといけないようにする

思春期になると親とのかかわりは必ずしもウェルカムではなくなるかもしれませんが、家に帰ってきた瞬間の子供の顔を確認し今日のコンディションを察知できる間取りにするのが大切とのこと。なかなかマンションだとこういう間取りはありませんが、例えば自分でカギを開けさせず親が必ず出迎えるようにするなど、運用でカバーできるかな、と思ったりしました。

キッチンの斜め前にカウンターデスクを設置し勉強させる

私は、いわゆるシステムデスクで育ちましたが、陰山先生はカウンターデスクがよい、と言います。子供には、システムデスクだと奥行きが広すぎて取りたいものがすぐに取れないからです。会議室によくあるような長机をお母さんの目が届く(かといって常に見られていない)キッチンの斜め前におくことで、適度に見守られて勉強できる安心感で勉強に集中できる、ということです。すぐにお母さんに質問もでき、お母さんもこどものつまづきを見逃しません。また、こどもの感性を育てるため、カウンターデスクの前は開放感のある窓があるとベスト、とのことでした。

至る所に本棚を作り、疑問はすぐに調べる習慣をつける

テレビを見ていて知らないものが出てきたときなど、すぐに調べられるようにいたるところに辞書や図鑑などの本を置いておくのがよいそう。また、地球儀も置くとよいと書いてありました。賢い子の家には総じて大きな本棚があり、そこには子供のものだけでなく、大人の本も入っていて、子供はいつのまにか目に入っている大人の本にも興味を持つようになるし、大人が本を読むところを見せることで、自然と子供も本を読むようになる、と書いてありました。

子供の作った作品をリビングに飾る

うまい下手は関係なく、子供が作ったものはみんなが見えるところに飾るようにすると、子供は自分の作品を家族が楽しみにしてくれている、と感じ次はもっと頑張ろうという気持ちがわいてくるとのこと。子供の自己肯定感を高めるために、家族写真を飾るのもいいそうです。

 

いかがでしたか?取り入れられるところは早速取り入れてコミュニケーションが活発な家族を目指したいですね。